「キャリアアップしたい」をあきらめない。
「結婚や出産を経ても、仕事を続けたい」「でも、今の働き方で本当にキャリアアップできるのか不安」
そんな迷いを抱えながら働く20代女性は、少なくありません。ライフイベントとキャリアの両立について、明確な正解が見えにくい今、“このまま今の仕事を続けていいのだろうか”と立ち止まる瞬間を経験した人も多いのではないでしょうか。
今回フレパスでは、キャル株式会社で人事・採用を担当するSさんに取材を行いました。実際にキャリアチェンジや出産・育休を経験し、現在も第一線で働き続けている立場から、「キャリアアップ」と「働き続ける選択」について、率直なお話を伺っています。
制度や会社説明だけではなく、“中で働く人がどう考え、どう選んできたのか”に焦点を当てたインタビューです。

キャル株式会社|会社プロフィール
会社名:キャル株式会社
代表者:前田 明
所在地(本社):〒101-0029 東京都千代田区神田相生町1 秋葉原フコク生命ビル 5F
設立:1990年2月
従業員数:3,180名(2025年12月1日時点)
キャル株式会社の事業内容
キャル株式会社は、IT分野を中心に多角的な人材・開発事業を展開しています。
- ITエンジニアの人材派遣事業
- 受託開発事業
- 官公庁システム開発事業
- 海外人材の採用・教育事業
- スポットワーク事業
30年以上にわたり、人材と技術の両面から企業を支えてきたキャル株式会社。現在は「挑戦できる場」をキーワードに、次世代のエンジニア育成にも力を入れています。
製造業からIT業界へ。転職のきっかけ
Sさんもともと、人と関わる仕事がしたいという気持ちもありました。
ITなら、現場だけでなく、もっと広い視点で“人の働き方”に関われるのではないかと感じたんです。
取材した採用担当者の方は、キャル株式会社が2社目。前職では製造業に携わっていました。
現場業務を経験する中で、資料作成や業務効率化にITが使われている場面に触れ、「ITは、仕事のやり方そのものを変える力がある」と感じたことが転職のきっかけだったそうです。
ITへの興味と、“人に関わる仕事がしたい”という思いが重なり、キャル株式会社への転職を決意しました。
営業から採用へ。キャリアの広がり



営業として現場を見てきた経験があるからこそ、“どんな人が現場で活躍できるのか”をイメージしやすいんです。
2019年に営業職として入社後、約1年で採用業務へ異動しました。
現在は、エンジニア採用に関わる数字の管理や、全国規模での採用体制づくりを担当しています。
現場と採用、両方を経験しているからこそ、スキルだけでは測れない“その人らしさ”や“伸びしろ”を意識した採用につながっているといいます。
採用で大切にしているのは「可能性を閉ざさないこと」



ブランクがあったり、未経験だったりしても、“やってみたい”という気持ちがあるなら、挑戦してほしいと思っています
採用の話で特に印象的だったのが、「書類選考だけで落とさない」というスタンスです。
これまでの経歴やスキルだけで判断するのではなく、
- どんな経験をしてきたのか
- どんな思いで働いてきたのか
- 仕事に何を求めているのか
そうした背景まで含めて丁寧に見ることを意識しているそうです。
「可能性を閉ざさない採用」は、これから新しいキャリアに挑戦したい人にとって、大きな安心材料になりそうです。
出産・育休を経て変わった、仕事との向き合い方



時間が限られるからこそ、どうすれば効率よく仕事ができるかを自然と考えるようになりました。
ご本人も、出産・育休を経験されて、現在は時短勤務で働いています。
以前は、残業も含めて全力で働くスタイルでしたが、今は限られた時間の中で成果を出す働き方へと意識が変わったそうです。
子どもの体調不良時にはテレワークを活用できるなど、周囲の理解や柔軟な制度が、働き続けられている理由の一つだといいます。
採用現場で感じる、20代・若手社員の変化



採用する側としても、“入社後にどう成長してもらうか”をより考えるようになりました。
ここ数年で、求職者の意識にも変化を感じているといいます。
特に増えているのが、
- 育休・産休は取れるか
- 残業はどれくらいあるか
- 家庭と仕事は両立できるか
といった、働き方に関する質問。これは女性だけでなく、男性からも増えているそうです。
また、未経験からエンジニアを目指す人が増えたことで、研修制度やフォロー体制への関心も高まっています。
キャルが目指す「挑戦できる環境」



未経験からでも、ちゃんとキャリアを積める環境があるかどうかです。そこを重視する方が増えていると感じます。
キャル株式会社では、
- 新人研修
- 二年目研修
- 定期的なフォロー面談
など、入社後も成長を支える仕組みを整えています。
特にITエンジニア領域では、「キャリアアップしたい」と考える女性の挑戦を後押ししたいという思いも強く持っています。
フレパス読者へのメッセージ



無理をしすぎなくていいと思います。周りに頼りながら、でも“やりたい気持ち”は手放さなくていいんです。
仕事を続けること、成長したいと思うことは、どちらも悪いことじゃありません。挑戦できる環境は、きっと見つかります。
キャリアと生活のバランスに迷う時間は、決して遠回りではありません。立ち止まりながら考えた選択が、あとから自分の軸になっていくこともあります。
“今の自分に合った働き方”を探し続けること自体が、キャリアを前に進める一歩なのかもしれません。
編集部より
キャリアアップとライフイベントは、どちらかを選ばなければならないものではありません。
環境や制度、そして一緒に働く人の姿勢によって、働き方の選択肢は、少しずつ広がっていきます。
今回の取材を通して見えてきたのは、「キャリアアップしたい」という気持ちを、無理に手放さなくてもいいという選択肢でした。





